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仕事や私事が重なり、しばらくの間、不定期の更新とさせて頂きます。
何卒宜しく御願い申し上げます。

「dancyuプレジデントムック お雑煮マニアックス」粕谷浩子 [本]

「dancyuプレジデントムック お雑煮マニアックス」

著者:粕谷浩子
発行:プレジデント社

粕谷浩子(かすやひろこ)氏の作品
1972年生まれ。
株式会社お雑煮やさん代表。
お雑煮の魅力にとりつかれ、日本各地の雑煮事情を知るべく、銭湯でおばあちゃんたちに聞き込みを開始。
レシピを聞き出し、あわよくばご馳走してもらいながら情報収集を続けている。
夢は、日本のみならず世界にお雑煮マーケットをつくること。
その第一歩としてレトルトの全国のご当地雑煮食べ比べセットを販売。

本書は、47都道府県に食べ継がれている、個性的なお雑煮が紹介された書き物である。
基本的なお雑煮の構成や、地域ごとの食文化の違い、使われている出汁や食材の解説などが簡潔に述べられ、完成写真や食材のイラストを用いたレシピも分かりやすく書かれている。
甘い「くるみだれ」が付く岩手県の宮古くるみ雑煮、焼きハゼでだしを取る宮城県の仙台ハゼ雑煮、「つと豆腐」の入る群馬県の高崎つと豆腐雑煮、万能ねぎのみで具材を入れない石川県の金沢紅白餅雑煮、きなこが配される奈良県の奈良のきなこ雑煮、元日の朝から食べられるという鳥取県の小豆雑煮、いりこだしを使用する香川県の白味噌あん餅雑煮、47都道府県の中で、唯一お雑煮文化のないといわれる沖縄県の中味汁などが紹介されている。
お餅の形や、だし、殿様が愛したお雑煮などについて書かれたコラムも興味深い。


俳句を置かせて頂く。

塗椀のぬくみを置けり加賀雑煮 井上雪



お雑煮マニアックス (dancyu特別編集 プレジデントムック)

お雑煮マニアックス (dancyu特別編集 プレジデントムック)

  • 作者: 粕谷浩子
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2016/11/28
  • メディア: ムック



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「新訂 カモハンドブック」叶内拓哉 [本]

「新訂 カモハンドブック」

著者:叶内拓哉
発行:文一総合出版

叶内拓哉(かのうちたくや)氏の作品
1946年、東京都生まれ。
東京農業大学農学部卒業。
卒業後9年間、造園業に従事。
のちにフリーの野鳥写真家となり、現在にいたる。
著書・共著書に『どこ いくの?』『いつ寝るの?』(福音館書店)、
『山溪ハンディ図鑑7 日本の野鳥 改訂新版』、『野鳥の名前図鑑』(山と溪谷社)、
『野鳥と木の実ハンドブック』『梟(フクロウ)』『原寸大写真図鑑 羽』『絵解きで野鳥が識別できる本』『日本の野鳥300』(文一総合出版)など多数。

本書によると、鳥の全長とは、鳥を平面上に仰向けに寝かせ、嘴(くちばし)の先端から尾羽の先端までを測定した長さのことを指すらしい。
このため、実際の鳥の姿は、測定値よりもずっと小さく見えるものだという。

本書は、55種のカモ類が紹介されたハンドブックである。
日本で記録のある種類や、今後、記録されるであろう種類、日本では亜種であるが欧米諸国では別種とされているもの、野生化したカモ科の家禽類、カモ類と間違われやすいカモ科以外のものなどが掲載されている。
写真を中心に、全長、見られる時期、環境、特徴、生態、主な食べ物などが簡潔に書かれており、オシドリ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ミカヅキシマアジ、クビワキンクロ、スズガモ、ビロードキンクロ、ヒメハジロ、カワアイサなどが紹介されている。
なお、本書は2000年の初版発行のものより、ページ数・写真数などが大幅に追加された新訂版になるようである。


俳句を置かせて頂く。

日のあたるところがほぐれ鴨の陣 飴山實



新訂 カモハンドブック

新訂 カモハンドブック

  • 作者: 叶内 拓哉
  • 出版社/メーカー: 文一総合出版
  • 発売日: 2012/10/13
  • メディア: 新書


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「コーンフレークもオールブランもおいしい料理に! ケロッグのシリアルレシピ」日本ケロッグ合同会社 [本]

「コーンフレークもオールブランもおいしい料理に! ケロッグのシリアルレシピ」

監修:日本ケロッグ合同会社
発行:PHP研究所

日本ケロッグ合同会社
1962年設立。
翌1963年に「コーンフレーク」と「コーンフロスト」(現コーンフロスティ)を発売。
創業者W.K.ケロッグの意思を継承しつつ、日本人のニーズに合った健康的なシリアル製品の開発を行っている。
現在は10種類以上のシリアル製品を製造。
小麦ふすまを原料とする「オールブラン」と「ブランフレーク・プレーン」は、整腸作用があるとして特定保健用食品(トクホ)の許可を受けている。

本書によると、シリアルは19世紀末、米国のJ.H.ケロッグ博士と弟のW.K.ケロッグによって開発されたものという。
療養者のために栄養が豊富な食品を追求していた彼らは、コーンや小麦、オーツ麦、米(玄米)といった自然の穀類や大豆を材料に研究を重ね、数々の失敗の後、うっかり乾燥させてしまった小麦の生地をローラーにかけてみるとフレーク状になり、焼きあげるとパリッとおいしく仕上がったそうで、これがシリアルの原形であるようだ。

本書は、ケロッグ社のシリアルを使用し、様々な食材や調味料などと取り合わせられたレシピが紹介された書き物である。
ビタミン群やミネラル、食物繊維などの栄養素を多く含むシリアルの特性を活かし、免疫力アップや便秘予防など、腸を健康に保つ「腸活」が意識されたレシピが並ぶ。
使用されているシリアルは、「コーンフレーク」、「オールブランオリジナル」、「オールブランブランフレーク・プレーン」、「玄米フレーク」、「フルーツグラノラ」、「コーンフロスティ」、「ココくんのチョコワ」、「ココくんのチョコクリスピー」で、美味しさや、栄養などが豊富であることはもちろん、特定保健用食品や栄養機能食品に選ばれているものもあるようだ。
ヘルシーブランつくね、さつまいものノンフライコロッケ、鶏肉のムサカ、パリパリ豆腐サラダ、玄米フレークのシーザーサラダ、トマトとセロリのポタージュ、ココナッツマカロン、ゆず風味のアップルクランブルピザ、チーズケーキ風パフェ、チェリーケーキ、オールブランのクレープなど、71品の健康レシピが掲載されている。
コラム「自宅&会社で シリアルの楽しみ方」、「手軽でおいしい タンブラーランチ」なども興味深い。


ケロッグのシリアルレシピ

ケロッグのシリアルレシピ

  • 監修: 日本ケロッグ合同会社
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/12/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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「講談社のお料理BOOK 社員公認 「にんべん」のかつお節レシピ」にんべん [本]

「講談社のお料理BOOK 社員公認 「にんべん」のかつお節レシピ」

著者:にんべん
発行:講談社

にんべん
元禄12年(1699)創業の鰹節専門店。
江戸時代後期に製造法を確立したとされる「本枯鰹節」にこだわる老舗。
今ではおなじみとなった削り節の「フレッシュパック」を日本で最初に商品化したことでも知られている。
現社長・高津克幸氏で13代。

かつお節には数々の栄養素が含まれているという。
たんぱく質、鉄、亜鉛、銅、DHA、EPA、ビタミン群(ビタミンD、ビタミンEなど)など、バランスよく栄養素が含まれており健康食として注目されているようだ。
特にたんぱく質は、かつお節100gあたりにたんぱく質は約80g含まれ、たんぱく質を構成するアミノ酸をバランスよく含む点では、肉や卵と並ぶ良質なたんぱく質であると述べられている。

本書は、かつお節のプロであるにんべんの社員による、鰹節を使用した、肉・魚介、野菜・豆腐、ご飯・麺類、汁物、おやつ料理のレシピが掲載された書き物である。
食材とかつお節の相性や、うま味・香りなどの引き立て方、だしがらの使い方など、かつお節の特性を活かされた取り合わせ豊かな料理が並ぶ。
長ねぎとかつお節の和風キッシュ、ほうれん草とかつお節の春巻き、竹の子とふきの土佐煮、しし唐とじゃこの炒め煮、納豆のげんこつ揚げ、ドライカレー、かつおバターおにぎり、釜揚げうどんカルボナーラ風、サンラータン、かちゅー湯、厚削りのチョコレートがけなど、75品のレシピが紹介されている。
かつお節の栄養価、かつお節の種類、かつお節(本枯節)の製造過程、かつお節の削り方、だしのとり方なども簡潔に書かれており、興味深い。


社員公認 「にんべん」のかつお節レシピ (講談社のお料理BOOK)

社員公認 「にんべん」のかつお節レシピ (講談社のお料理BOOK)

  • 作者: にんべん
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/08/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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「東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く」藤木TDC [本]

「東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く」

著者:藤木TDC
発行:実業之日本社

藤木TDC(ふじきてぃーでぃーしー)氏の作品
1962年生まれ。
ライター。
雑誌、ムックなどに連載、寄稿。
著書に『ニッポンAV最尖端 欲望が生むクールジャパン』(文春文庫)、構成担当『日活不良監督伝 だんびら一代 藤浦敦』(藤浦敦著・洋泉社)。
無料WEBコミックサイト「リイドカフェ」にて「辺境酒場ぶらり飲み」原作担当(作画・和泉晴紀)

本書は、1950年代の地図を引用しながら、太平洋戦争終戦後の東京都内、近郊都市に形成されたヤミ市の跡をたどり、現代に至るまでに、どのように維持され、または変容し、消滅したかが解説された書き物である。

本書での「ヤミ市」とは1945年(昭和20年)から1947年(昭和22年)頃にかけて、全国各所に生じた自由マーケット、青空市場を指すという。
戦後のヤミ市は、個人所有の物品、地方の農家・漁師と直接取引した食料、軍部官公庁などの隠退蔵物資の放出、占領軍物資の横流しなど、多様なルートで仕入れ、集約されたものが、駅前の建物疎開地や、焼夷弾空襲で生じた焼跡などで開かれたものが発祥だそうである。
当初は青空市場だったものが、露天商が管理者となり、バラック様の仮設店舗を作り拡大していったという。
1945年後半になると、都内の露天商組織は行政や警察の指導のもと青空市場を店舗化し、池袋をはじめ新橋、渋谷、上野などに「マーケット」が完成していったそうだ。
1947年以降、生産流通の回復や生活物資の統制解除により「ヤミ」の時代は終わりを迎え、1949年にはGHQの指示により都行政から露天撤去方針が発表され、都内の露店が整理対象となったため、露店業者は移転地を探したり、都に斡旋された換地に移転して新店舗を開業したという。
本書では、ヤミ市跡、マーケット跡、換地跡、換地に出来た飲食店街(いわゆる「飲み屋横丁」)や、現役で稼働営業しているマーケットの、個別の歴史的背景と現在に至る過程が紹介されている。
掲載されているのは上野・浅草・谷中・銀座三原橋・池袋東口・池袋西口・新宿・渋谷・荻窪・三軒茶屋・大井町・蒲田・大森・横浜・船橋市などで、1950年代の「火災保険特殊地図」にヤミ市の跡と現代の建物名とを記し、当時と現代の写真で比較できるようになっている。


東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く

東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く

  • 作者: 藤木TDC
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2016/06/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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「日本の豆ハンドブック」長谷川清美 [本]

「日本の豆ハンドブック」

著者:長谷川清美
発行:文一総合出版

長谷川清美(はせがわきよみ)氏の作品
1965年、北海道遠軽町出身。
2001年に横浜で豆販売会社(有)べにやビスを設立。
在来豆に関する調査や執筆、講演のほか、イベントや海外ツアーも催す。
2011年からは国内外の豆の原産地を訪ねている。
著書に『べにや長谷川商店の豆料理』『豆料理きほんのき』がある。

本書は、古くから農家や地域に伝わる日本各地にある豆の在来種(在来豆)を中心に紹介された書き物である。

「在来種」という言葉に明確な定義はないそうだが、本書では「農家が自給作物を作るために長い間自らタネを採り栽培してきた作物」のことを在来種と解釈しているという。
品種改良され、系統が管理されている栽培種(育成品種)の豆とは違い、各地方・各農家が作り続けてきた在来豆は系統がバラバラで、色や形、大きさなどの形質も地方や生産者によって様々、名称も人名や地名で呼ばれていたりと個性豊かな点が魅力なのだそうだ。

筆者が出会った日本各地の豆の原寸大の写真と解説を中心に、品種名、別名、生産地、生産者/入手先などが掲載されている。
また、各地の美味しい豆料理や、豆の色々な食べ方を紹介したコラム、豆の入手方法と探し方、よい豆の選び方、豆の育て方、豆の保存法なども興味深い内容になっている。


日本の豆ハンドブック

日本の豆ハンドブック

  • 作者: 長谷川 清美
  • 出版社/メーカー: 文一総合出版
  • 発売日: 2016/07/09
  • メディア: 単行本


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「自律神経を整える「あきらめる」健康法」小林弘幸 [本]

「自律神経を整える「あきらめる」健康法」

著者:小林弘幸
発行:角川書店

小林弘幸(こばやしひろゆき)氏の作品
1960年、埼玉県生まれ。
順天堂大学医学部教授。
日本体育協会公認スポーツドクター。
順天堂大学大学院医学研究科(小児外科)博士課程修了。
ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科学講師・助教授を歴任。
自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。

本書でいう「あきらめる」とは物事を途中で投げ出してやめるということ(ギブアップ)ではなく、前に向って進めて行くために心をリセットすることのようである。
悔やんだり嘆いたり、悲しんだり心が暗く沈んだ状態が長く続くと、自律神経のバランスは乱れてしまい、その結果、体が病気になりやすい環境になり、不調も長引くようである。
本書は、自律神経のバランスを整える方法や、ストレスに対する対処方法などを通し、著者の述べる「あきらめる」ことの大切さや、心と体の健康の重要性について解説された書き物である。
・「あきらめる勇気」でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授
・あきらめられないからストレスになる
・自律神経のバランスが崩れると血流が悪くなる
・なぜ深呼吸すると心が落ち着くのか
・睡眠不足は副交感神経を低下させる
・交感神経が過剰に優位な人は糖尿病になりやすい
・医学的に証明された自律神経と更年期障害の因果関係
・年齢とともに億劫になるのは副交感神経が低下するから
・勝負のときに緊張をほどくコツ
・ため息をつくと副交感神経が上がる
・嫉妬や疑心暗鬼は自律神経を大きく乱す
・いらだちは自律神経の乱れのせいだとあきらめる
・丁寧に文字を書くと確実に自律神経が安定してくる
・笑顔で副交感神経を上げる習慣

など、日常の過ごし方や、どのような習慣を持てば良いかなどのポイントを簡潔に述べられている。


自律神経を整える 「あきらめる」健康法 (角川oneテーマ21)

自律神経を整える 「あきらめる」健康法 (角川oneテーマ21)

  • 作者: 小林 弘幸
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/08/29
  • メディア: 新書


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「大人のための図鑑 脳と心のしくみ」池谷裕二 [本]

「大人のための図鑑 脳と心のしくみ」

監修:池谷裕二
発行:新星出版社

池谷裕二(いけがやゆうじ)氏の監修
1970年生まれ。
1998年、東京大学・大学院薬学系研究科にて薬学博士号取得。
2002~2005年、米・コロンビア大学・生物科学講座・客員研究員。
2014年より東京大学大学院薬学系研究科薬品作用学教室教授。
研究テーマは「脳の可塑性(かそせい)の探求」で、脳がいつ・どこで・どのように脳自身を変化させるのかを調べている。
研究活動に軸足を置きながら、脳研究のおもしろさを広く伝える一般書も手がける。
主な著書に『進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線』『海馬 脳は疲れない』(ともに朝日出版社)などがある。

本書によると、人間の脳の老化についてわからないことは多いという。
出生後、脳を構成する神経細胞は増加も再生もしないが、高齢になって大きく減ることもないそうだ。
加齢とともに脳の萎縮が認められ、記憶能力や認知機能も少しずつ退化するため、物忘れの傾向が少し強くなってきたとしても脳に異常がない場合も多く、認知症と結び付けるには様々な段階があるようである。

本書は、脳と心の仕組みや機能、またそれらに関わる病気について解説された書き物である。
イラストや図、写真などを使い簡潔に書かれており、重要な箇所には下線引きがされている。
「やる気スイッチを押すには?」
「ボーッとしている時の脳は?」
「ギャンブルはやめられない?」
「臨死体験の正体とは?」
などについてや、てんかん、パーキンソン病、睡眠障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)、学習障害(LD)などの解説も興味深い。


大人のための図鑑 脳と心のしくみ

大人のための図鑑 脳と心のしくみ

  • 監修: 池谷裕二
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2015/09/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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「カヤツリグサ科ハンドブック」勝山輝男/北川淑子 [本]

「カヤツリグサ科ハンドブック」

著者:勝山輝男/北川淑子
発行:文一総合出版

勝山輝男(かつやまてるお)氏
1955年、神奈川県生まれ。
神奈川県立生命の星・地球博物館学芸員。
専門はカヤツリグサ科の分類。
著書に『ネイチャーガイド 日本のスゲ』(文一総合出版)、『神奈川県植物誌2001』(分担執筆/神奈川県立生命の星・地球博物館)、『樹に咲く花』(分担執筆/山と渓谷社)、『日本の帰化植物』(分担執筆/平凡社)など。

北川淑子(きたがわよしこ)氏
横浜市生まれ。
神奈川県植物誌調査会会員。
日本すげの会会員。
著書に『カタクリの咲く谷戸に』(共編著/文一総合出版)、『神奈川県植物誌2001』(分担執筆/神奈川県立生命の星・地球博物館)、『里山の環境学』(分担執筆/東京大学出版会)、『シダハンドブック』(文一総合出版)など。

本書は、本州の平地から丘陵地に比較的よく目立つカヤツリグサ科植物77種について、野外での識別や観察に役立つように編集されたと書かれている。
原寸大のスキャナー画像、生態写真、部分アップ写真、基部写真を中心に、果期、分布、生活型、識別点、和名・学名などが掲載されており、実物を見つけたときなどの調べものでも活躍してくれそうだ。
タガネソウ、ナキリスゲ、ゴウソ、ホンモンジスゲ、ジュズスゲ、シンジュガヤ、ヒトモトススキ、ヤマイ、ヒデリコ、イトテンツキ、シカクイ、ウキヤガラ、マツカサススキ、ホタルイ、ヒンジガヤツリ、イガガヤツリ、ヒナガヤツリ、イヌクグなどが紹介されている。
本書で使用されている写真は、著者が実際に生育場所で観察し撮影したもののようだが、執筆にあたり、かつての生育場所を訪れても目的の植物を見つけることが難しくなっているという。
土地の改変、農薬などが主な原因のようだ、と述べられている。


カヤツリグサ(蚊帳吊草)は夏の季語。
俳句を置かせて頂く。

淋しさの蚊帳釣草を割きにけり 富安風生



カヤツリグサ科ハンドブック

カヤツリグサ科ハンドブック

  • 作者: 勝山 輝男
  • 出版社/メーカー: 文一総合出版
  • 発売日: 2014/06/02
  • メディア: 単行本


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「そうめんThe SOMEN recipe book」満留邦子 [本]

「そうめんThe SOMEN recipe book」

著者:満留邦子
発行:成美堂出版

満留邦子(みつどめくにこ)氏
料理研究家、管理栄養士。
流しそうめん発祥の地といわれる宮崎県生まれ。
大学の家政学部卒業後、料理研究家アシスタントなどを経て2000年に独立。
現在は雑誌、新聞などで活躍し、料理教室や企業のレシピ開発・コンサルティングも行う。
著書に『ごはんのおとも』(成美堂出版)がある。

「そうめん」は、奈良時代に中国から伝来し、鎌倉時代には禅宗とともに生地に油を塗って伸ばす製法が伝わったという。
室町時代初期には現在の手延べそうめんの製法が完成しており、江戸時代に各地に広まったそうだ。

本書は、そうめんを使った様々な料理が紹介されたレシピ集である。
PART1「薬味とつゆ」では薬味やつゆを変えて楽しむ方法、PART2「冷たいそうめん」ではつゆにつける定番スタイルからぶっかけ、汁めん、あえめんなど、PART3「暖かいそうめん」では、にゅうめん、煮込みめん、焼きそうめんなどが掲載されている。
くるみみそつゆのそうめん、揚げ野菜そうめん、オクラそうめん、アボカド豆腐そうめん、肉みそそうめん、タイカレーつけめん、酸辣湯そうめん、そうめんしゃぶしゃぶ、あんかけかた焼きそうめんなど、意外とも思われる取り合わせのものも含め、様々なそうめん料理のレシピが写真とともに並ぶ。

そうめんのゆで方やめんつゆの作り方、だしの取り方など、美味しくいただくための基本レシピは役に立ちそうである。
また、地方の独特の食べ方や盛り付けを見ることができる「ご当地そうめん」や、ゆでたそうめんが余ったときの「リメイクレシピ」なども興味深い。


冷索麺は夏の季語。
俳句を置かせて頂く。

うまうまと独り暮しや冷索麺 山田みづえ



そうめんThe SOMEN recipe book

そうめんThe SOMEN recipe book

  • 作者: 満留 邦子
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2016/06
  • メディア: 大型本


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