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仕事や私事が重なり、しばらくの間、不定期の更新とさせて頂きます。
何卒宜しく御願い申し上げます。

「食べられる深海魚ガイドブック」落合芳博/静岡県水産技術研究所 [本]

「食べられる深海魚ガイドブック」

監修:落合芳博
編者:21世紀の食調査班
協力:静岡県水産技術研究所
発行:自由国民社

落合芳博(おちあいよしひろ)氏の作品。
東海大学海洋学部教授。
東京大学農学部水産学科卒。専門は水産化学・利用学。
子供時代からの魚好きが高じて、水産分野に入る。
出張先、旅行先では水族館や魚市場を巡り、地元グルメを堪能することにしている。
魚料理は食べるだけでなく、作るのも好き。
深海魚は子供の頃からの憧れ、近年は多数の実物に触れる機会が増え、夢かなう。

太陽光は、海に入ると波長の長い光から順番に吸収され、水深200メートルまで達するのは、波長の短い青い光のみだという。
さらに深くなると光はまったく届かず、水深200メートルより深い海、これが深海と定義されているようだ。
この深海に生息する魚たちを深海魚と呼ばれ、暗黒・低温・高水圧といった厳しい環境で生き抜くために様々な工夫を凝らしているようである。

本書は、食べられる深海魚・深海生物の写真(水族館での生態写真、料理写真など)、和名・学名・分類、生息水深・体長、特徴などを紹介されたガイドブックである。
おすすめの食べ方や調理時の注意点、各産地の情報、食べることのできる飲食店がある場合はその店の情報も示されている。
代表的な調理方法を煮る・焼く・蒸す・揚げ・生食の五つに分け、アイコンで表示されているのも楽しめる。
アカイサキ、アカザエビ、アカムツ、アコウダイ、アブラボウズ、エゾイソアイナメ、オオグソクムシ、ガンコ、サメガレイ、スケトウダラ、タチウオ、ツノモチダコ、ムラサキヌタウナギ、ラブカ、リュウグウノツカイなど58種を紹介されている。
「たべられない?深海魚」では、食べてはいけない4種、「21世紀のグルメ」では食用と考えられてこなかった8種の紹介もある。
巻末の水族館ガイド、飲食店ガイドなども参考になりそうである。


俳句を置かせて頂く。

太刀魚の頭を落とし安心す 出口善子



食べられる深海魚ガイドブック

食べられる深海魚ガイドブック

  • 監修: 落合芳博
  • 編者: 21世紀の食調査班
  • 出版社/メーカー: 自由国民社
  • 発売日: 2014/12/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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「甘酒ベジスムージー」村田裕子 [本]

「甘酒ベジスムージー」

著者:村田裕子
監修:久保明
発行:中経出版

村田裕子(むらたゆうこ)氏の作品。
日本女子大学家政学部、食物学科卒。
卒業後は、出版社でファッション誌の編集者として在籍。
のちにフリーで料理本の編集を手がけながら、世界各国で料理の研鑽を積み、かねてからの念願だった料理研究家に転身。
現在は、管理栄養士・料理研究家として、雑誌、TV、食品会社のレシピ開発などで活躍中。
「毎日の元気は食生活から」を信条に、健康とおいしさを兼ね合わせたレシピ開発は、いま一番力を入れている研究テーマ。
調理器具、材料の数々、種類、調理法、調理時間などを考慮した、作りやすいレシピを日々考案。
「トマトをたくさん食べてきれいになる!」(日本文芸社刊)ほか、著書多数。

取引先のKさんは毎年、夏になると甘酒を飲み始める。
数年前、「夏やせ」に陥り、食欲低下、吐き気、原因不明の熱などに悩まされた際に栄養士の方に勧められたようで、夏のあいだは毎日欠かさずに飲むという。
少し暑くなると飲み始め、秋口まで飲み続けているようで、飲み始めてからは、多少の体調の違和感はあるにせよ、いたって快調のようである。
通信販売でまとめて購入されているようで、ご自宅に伺うと、いつもお土産で頂いている。

本書は、「甘酒ベジスムージー」という、主として麹甘酒、野菜、フルーツの3つの素材を組み合わせ、ミキサーを使い作られるエナジーチャージドリンクのレシピ集である。
甘酒ベジスムージーには「飲みやすくおいしい」「適切な糖分が補給できる」「食物繊維、必須アミノ酸、酵素などの補充」「バランスのよい組成」などの特徴があるといい、材料を変えることによって日常生活に必要な基本となるさまざまな栄養素をとることができるようである。
甘酒に含まれる適切な糖分は脳や体を動かすエネルギーになり、野菜やフルーツなどの食物繊維、ビタミンは便秘解消や肌などのコンディションの効果に期待できそうである。
また、にんじん、りんご、アボガド、キャベツ、グレープフルーツなど、手に入れやすい野菜・果物を中心に使用するため、手軽に始めることができそうである。
本書で使用している甘酒の紹介や、自家製の甘酒の作り方も紹介されている。


甘酒は夏の季語。
俳句を置かせて頂く。

甘酒啜る一時代をば過去となし 原子公平



甘酒ベジスムージー

甘酒ベジスムージー

  • 作者: 村田 裕子
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2013/06/12
  • メディア: 単行本
酒蔵のあまざけ 500ml

酒蔵のあまざけ 500ml

  • 出版社/メーカー: 中埜酒造
  • メディア: 食品&飲料


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「図解でよくわかる土壌微生物のきほん: 土の中のしくみから、土づくり、家庭菜園での利用法まで」横山和成 [本]

「図解でよくわかる土壌微生物のきほん: 土の中のしくみから、土づくり、家庭菜園での利用法まで」

監修:横山和成
発行:誠文堂新光社

横山和成(よこやまかずなり)
尚美学園大学尚美総合芸術センター副センター長。農学博士。
1959年和歌山県生まれ。北海道大学大学院農学研究科修了(農学博士)後、米国コーネル大学農学・生命科学部およびボイストンプソン植物科学研究所客員研究員、北海道農業研究センター畑作研究部生産技術研究チーム長や(独)農研機構中央農業総合研究センター生産支援システム研究チーム長、情報利用研究領域上席研究員等を経て現職。
「NPO法人生活者のための食の安心協議会」の代表理事。
著書に『食は国家なり! 日本の農業を強くする5つのシナリオ』(アスキー新書)など。

本書は、土壌に住む微生物について、体の基本構造と大きさ、活動性と増殖の仕方、生育環境と分類、自然界における役割、様々な種類の土壌微生物、土の性質との関係、土壌微生物や土壌動物の有効活用法などを、図解や写真を多用し解説された書き物である。

「土壌微生物」とは、大きく分けると「細菌」「放線菌」「菌類(カビ、酵母、キノコ)」「藻類」「原生動物」に分類されるようだ。
微生物は人類の長い歴史のなかで自然に日常生活のなかに取り入れられ、きわめて有益かつ身近な存在として利用されてきたという。
食料品においては、「酵母」という種類の微生物が糖分をアルコールと炭酸ガスに分解してワインやビールが作られ、細菌の仲間である「乳酸菌」からはヨーグルト、「納豆菌」からは納豆、カビの仲間の「こうじ菌」からは清酒や味噌、醤油などが作られているそうである。
医療においては微生物の力を借りて抗生物質などが作り出されており、例えば「菌類」の一種である青カビからはペニシリンが作られ、「放線菌」という種類の微生物から分離されたストレプトマイシンは感染症の治療薬として用いられているという。
また、環境浄化の分野では、工場排水や有害物質の浄化処理に微生物を使用する方法が活用されているとのことである。
医薬、環境保全や農業などの近年の土壌微生物活用の状況にも触れられている。


図解でよくわかる土壌微生物のきほん: 土の中のしくみから、土づくり、家庭菜園での利用法まで

図解でよくわかる土壌微生物のきほん: 土の中のしくみから、土づくり、家庭菜園での利用法まで

  • 監修: 横山和成
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2015/07/07
  • メディア: 単行本


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中秋の名月 [日記・雑感]

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今日の月は十五夜の月、「中秋の名月」といわれます。
雲が多かったものの、時折、雲間から現れる月を見ることができました。


俳句を置かせて頂きます。

名月や洗ひ伏せたる日々のもの 村松紅花

十五夜の雲のあそびてかぎりなし 後藤夜半



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品川区大井町にて 薄(ススキ) [日記・雑感]

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大井町の公園でススキ(芒)を見かけました。
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十五夜(陰暦八月十五日の夜)の月見にはススキ(芒)を飾ることが多く、まだ明るい夕焼けのころから、栗・芋・団子などを三宝に盛って月の出を待つという風習があるようです。
今年の十五夜は明日、9月27日だそうです。
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俳句を置かせて頂きます。

この道の富士になり行く芒かな 河東碧梧桐

常よりも今日の夕日の芒かな 尾崎迷堂


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「日本料理 祝儀 不祝儀ハンドブック 婚礼・法事の料理と仕来り」長島博 [本]

「日本料理 祝儀 不祝儀ハンドブック 婚礼・法事の料理と仕来り」

著者:長島博
発行:柴田書店

長島博(ながしまひろし)氏の作品。
1946年、横浜市生まれ。
浅草「大長」、横浜「つる家」で修業を積み、東京「たから会館」(現在は閉店)などで料理長を務める。
91年から、東京・築地本願寺「日本料理・紫水」へ、現在、専務取締役料理長。
(社)日本料理研究会師範法定理事、日本調理師生祥会会長、武蔵野調理師専門学校非常勤講師。
著書に「実践むきもの教本」「むきもの入門」「精進料理 野菜と乾物を生かす」(以上柴田書店)、「日本料理 行事・仕来り大事典」(未来プランニング)などがある。

日本料理の切り方や調理方法などを説明する理論に「陰陽論」があるといい、著者の説明によると、「物事には必ず陽の面と陰の面があり、それらが表裏一体となって成り立っている」ということのようである。
祝儀・不祝儀は、陰陽論でいえば、祝儀が陽に、不祝儀が陰に当てはめられ、本書で述べる約束事や仕来りの多くは、陰陽論の考え方に基づき解説されているという。

本書は、祝儀・不祝儀の献立と料理、演出としきたり、知識ともてなしなどを解説された書き物である。
写真やイラスト、図版などを駆使され、昔から大切に受け継がれてきた冠婚葬祭における日本料理の奥深さや繊細な心使いを述べられていく。
本膳形式の婚礼料理、現代風の婚礼会席、本膳形式の精進料理、精進の法事会席、祝肴、むきもの、香頭、掻敷、道具・器、水引と和紙使いなどが掲載されている。
巻末にあるおめでたい言葉集、おめでたい素材集なども興味深く読むことができる。


日本料理 祝儀 不祝儀ハンドブック 婚礼・法事の料理と仕来り

日本料理 祝儀 不祝儀ハンドブック 婚礼・法事の料理と仕来り

  • 作者: 長島 博
  • 出版社/メーカー: 柴田書店
  • 発売日: 2010/09/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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「毒になる生食、薬になる生食 (講談社+α新書)」藤田紘一郎 [本]

「毒になる生食、薬になる生食 (講談社+α新書)」

著者:藤田紘一郎
発行:講談社

藤田紘一郎(ふじたこういちろう)氏の作品。
1939年、中国東北部(旧満州)生まれ。免疫学者(医学博士)。
東京医科歯科大学医学部卒業後、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。
金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授などを経て、東京医科歯科大学名誉教授、人間総合科学大学教授。専門は、寄生虫学、感染免疫学、熱帯医学。
著書には『万病を防ぐ「水」の飲み方・選び方』『「出るモノ」健康学 あなたを救う69の「ハイセツ」話』(以上、講談社+α文庫)、『笑うカイチュウ寄生虫博士奮闘記』『医療大崩壊』(以上、講談社文庫)、『腸内革命 腸は、第二の脳である』(海竜社)、『こころの免疫学』(新潮選書)、『アレルギーの9割は腸で治る! クスリに頼らない免疫力のつくり方』(だいわ文庫)などがある。

本書は、肉や魚を生で食べることの危険性について述べられた書き物である。
2011年に、焼き肉チェーン店で提供された「ユッケ」が原因で、腸管出血性大腸菌O111に感染する集団食中毒事件が発生したことは記憶に新しい。
このO111のように、以前はあまり注目されておらず、問題にされたことのないようなO157やO104などの大腸菌が強毒を持つ大腸菌になった原因について考察し、O157を飲み込んでも発病しない方法を解説されている。

食中毒の原因となる微生物は、生肉やレバ刺し、トリわさなど、生や加熱不足の食品で感染する「カンピロバクター」や「サルモネラ」、魚介類やその加工品から感染する「腸炎ビブリオ」、カキやアサリなどの貝類が感染源となる「ノロウイルス」などがあるそうだ。
また、新しい菌や寄生虫による食中毒も日本で出現、さらには多剤耐性の食中毒菌が世界各地に拡散して日本に侵入し、抗生物質のまったく効かないものが出現しているようだ。
著者は、昔の日本人が食べてもなんともなかったのに、今の日本人には症状が出ている可能性があり、日本人の免疫力が低下し続けていることが関係しているのではないかと考えているという。

本書では、食中毒の現状やオリゴ糖で食中毒を予防する方法、家庭での食中毒を防ぐポイント、腸内細菌を増やし、免疫力を高めて病原性大腸菌の感染を防ぐ食生活、体内の活性酸素を消す食品について解説されている。


毒になる生食、薬になる生食 (講談社+α新書)

毒になる生食、薬になる生食 (講談社+α新書)

  • 作者: 藤田 紘一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/20
  • メディア: 新書


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「野菜を干せば、こんなにおいしい!」小田真規子 [本]

「野菜を干せば、こんなにおいしい!」

著者:小田真規子
発行:日本文芸社

小田真規子(おだまきこ)氏の作品。
料理家・栄養士・フードディレクター。
(株)ナッツカンパニー、(有)スタジオナッツ主宰。
雑誌やテレビなどを通じて、簡単でおいしく、ヘルシーな料理やスイーツのレシピを提案している。
著書は『つくりおきおかずで朝つめるだけ!弁当』(扶桑社)、『「蒸す」料理』など多数。

かぼちゃ、なす、しめじ、まいたけなどの野菜を少し干すと、うまみが増し調理時間も短縮できるという。
また、使い残しの野菜を干すことにより、通常の冷蔵保存より長く保存できるメリットもあるようだ。
干し野菜をこれからはじめる方や、天日干しなどの時間が取れない方などには「電子レンジ」を利用する方法があるらしく、10分前後加熱したあと、1時間ほど乾かせばでき上がるという。
一度加熱しているため、好みの調味料でさっとあえるだけで美味しく頂けそうである。

本書は、電子レンジや、本格的な天日干しなどの野菜の干し方と、干した野菜を使用して、手軽に短い加熱時間で作ることができるレシピが紹介された書き物である。
電子レンジを使用した干し方では、野菜の切り方や加熱時間なども掲載されており、すぐにでも取り掛かれるような気にさせてくれる。
「週末に楽しむ本格干し野菜」では、竹ザルを使用した干し野菜の基本ポイントを紹介されており、大根、トマト・ミニトマト、ピーマン、白菜、さやいんげん、ブロッコリー、ズッキーニ、にんにく、りんご、キウイフルーツ、バナナ、ハーブ類などの切り方や、天日干しの時間、ポイントなどが写真とともに紹介されている。
干し野菜が生きるスピードレシピコーナーでは、主菜・副菜・主食・汁物・おやつ別に干し野菜の特徴を生かしたレシピが掲載されている。
トマトとなすのシンプルチキンカレー、大根ステーキのにんにくバター風味、キャベツとねぎの塩焼きそば、干しきのこ汁、揚げ焼きかぼちゃのメープルバターなど、干し野菜の風味が伝わってくるような料理に惹かれてしまう。
巻末の「干し野菜作りQ&A」では、干し野菜を作る際の悩みや疑問への対処法なども紹介されている。


俳句を置かせて頂く。

わが家の干菜に日射し来る時刻 星野立子



野菜を干せば、こんなにおいしい!―― 干し野菜 感激レシピ

野菜を干せば、こんなにおいしい!―― 干し野菜 感激レシピ

  • 作者: 小田 真規子
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2011/02/10
  • メディア: 単行本


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勝島運河にて 秋桜 [日記・雑感]

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仕事の待ち合わせ場所に時間より早く到着したので、浜川を辿りながら勝島運河を訪れました。
この地域は「しながわ花街道」と呼ばれており、春は菜の花、秋は秋桜(コスモス)が見られるということです。
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しながわ観光協会によると秋桜(コスモス)は9月中旬ぐらいまでが見ごろのようですが、まだ少なからず花を広げていました。
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花びらの上では、何かの幼虫が盛んに動いていました。
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ハチの姿もあり、何かを捕食しているようでした。


俳句を置かせて頂きます。

秋ざくら倉庫とともに運河古る 赤塚五行

コスモスに風ある日かな咲き殖ゆる 杉田久女



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梅屋敷にて 曼珠沙華 [日記・雑感]

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お客様宅を訪問した帰り、聖跡蒲田梅屋敷公園に立ち寄りました。
曼珠沙華が咲いていました。
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曼珠沙華は彼岸花、狐花、捨子花、死人花などたくさんの呼び名があるそうです。
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俳句を置かせて頂きます。

曼珠沙華落暉も蘂をひろげけり 中村草田男

咲きそめて雲のつめたさ曼珠沙華 野見山朱鳥


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